2015年10月28日水曜日

[MV] 羅志祥 - 夠了



羅志祥の新作アルバム「真人秀?」から首波主打曲「夠了」のMVが公開されました。

このMVのテーマは"ネットいじめ"。
羅志祥自身、幼少期は太っていたため"小豬(子豚)"というあだ名で呼ばれていますが、当時はその体型のことでいじめられていたそうです。

 そんな自身の体験を踏まえてか、今作では作詞・作曲に関わっています。




https://youtu.be/R3rkSM3xO_k

 
まず、タイトル画面から印象的ですね。


マウスと自殺用の縄です。
このMVのテーマが"ネットいじめ"であるから、それに使用されるパソコン用品がいくつか登場しますが、このマウスを引けば縄が上がることから、誹謗中傷を書き込んで投稿するボタンにカーソルを移動すると、誰かの命を奪うことになることを表しているようです。


その後は、太っている男性、同性愛者の男性、モデルの女性が登場します。
このMVでネットいじめの標的役として登場していますが、実際にも標的にされているからこの3者なのかもしれませんね。

太っている方は視覚的に分かったのですが、後の両者は記事を見ないと分からなかったですね。
http://www.chinatimes.com/newspapers/20151026000535-260112



ネットいじめと言う特性上、匿名で誹謗中傷を行えてしまうのが怖い所ですね。




投稿するさまをナイフに見立てたり、キーボードで誹謗中傷を入力することをマシンガンに見立てたり、といじめることが人の命を奪う事をそのまま表しているのは簡潔で分かりやすいですし、MV的にも印象的ですね。
キーボードマシンガンのシーンは、実際にキーが弾丸に見立てられていますし。


テーマがテーマなので実際に被害を受けた方にとっては思い出してしまうかもしれない内容ですし、実行犯が何のお咎めも無く終わるというのも救われないですね。

とは言え、このような問題に一石投じられただけでも意味はあると思います。


歌詞もMVと同じくネットいじめがテーマのようですね。
"霸凌 (Ba Ling)"がいじめと言う意味だそうです。英語の"bullying"と音が似ていますが当て字でしょうか。

因みに、MVで出てくる"蘿莉控 (Luo Li Kong)"は日本語経由みたいですね。
その他にも様々なスラングが登場しますが、大嘴巴「魯蛇」 、溫嵐「放閃」のように、ネットスラングを使用するのがトレンドなのでしょうか?



MV製作には700万台湾元が費やされたそうですが、曲自体も本人が作詞・作曲に関わっており、Jolin「PLAY我呸」の製作人である陳星翰を作曲に起用している他、featuringアーティストとしても起用しています。


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