先日第32屆金曲獎が無事催されました。
当初は左程期待していなかったので、ながら視聴かなと思っておりましたが、式典が始まると意外と集中して見ておりました。
と、いうことで、式典・受賞結果について軽く触れていこうと思います。
結果だけ知りたい方はWikipediaの当該ページをどうぞ。
https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E7%AC%AC32%E5%B1%86%E9%87%91%E6%9B%B2%E7%8D%8E
まずは、式典のオープニングを務めた阿爆のステージ。
排湾語の歌詞×エレクトロミュージックという何とも不思議な空間で瞬く間に魅了されました。
また、その儀式的にも見えるステージや、昨年には医療従事者への感謝の意を込めて年間最優秀曲賞に選ばれた「Thank You」など、ある種の祈りのようにも見えましたし、台湾音楽の多様性を象徴しているようにも思いました。
個人的に驚いたのが、最優秀中国語男性アーティスト賞の受賞者。
瘦子、林俊傑、吳青峰、杜振熙、韋禮安、李泉がノミネートされており、個人的な予想では吳青峰か韋禮安かなと思っていましたが、杜振熙が受賞しました。
杜振熙はジャンルがHip-Hopなので、受賞は厳しいのではないかと思っていましたが、審査委員による評価では、"リズム感と言葉のセンスが抜群で、読むけど歌わないというヒップホップの常識を打ち破り、感情を伝えなければならないというプレッシャーを感じずに自由に音楽を発表している。 彼は時代のアイコンであるだけでなく、中国語の音楽をヒップホップの時代に持ち込んだため、投票で優勝しました"とのこと。
金曲獎の受賞はPop、Rock系アーティストがメインだと勝手に思っていましたが、最近はHip-Hop系アーティストも少し増えてきたようですし、最優秀新人賞を受賞した?teのようにR&B系アーティストもいるようです。
また、原住民族語部門も阿爆の登場のお陰か、少し面子が変わってきたようにも思えます。
式典は4時間半と長丁場でしたが、適宜パフォーマンスが挟まれていたり、受賞作品の紹介映像なども凝っていたので、飽きずに楽しめました。
司会のLuluが初っ端から"第31屆金曲獎"と言い間違えたり、?teの帽子+サングラス+オールピンクというファッションも何だか面白かったですし。
来年こそはマスク無しの姿で見てみたいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿